デッドプール2、最高であった。
※ネタバレありです。
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よかったところ
メタ発言
ダメな脚本だと言ったり、予算が少ないから有名なX-MENが出てこないいったり、自分の作品自体に対する言及が多かった。
こういうセリフがあるおかげで、観客はシリアスさを感じない。Xフォースが作戦開始早々全滅するというピンチな展開でも笑ってみていられる。
ずっとクズ
Xフォースがほぼ全滅状態でも、気にせずに作戦を続けるところは、さすが元チンピラである。自分のことと彼女のことしか考えていない彼のキャラクターは、前作から一貫している。少年を助けるのも、彼女に夢の中で言われからに過ぎない。
こういうキャラクターの一貫性は作品において非常に大事だ。
絶妙な音楽の使い方
エンヤが流れるシーンは最高であった。
他にも、往年の名曲が効果的に使われていた。
21世紀の不謹慎ギャグ
「 XMENは、ジェンダー上問題がある」とか、「人種差別はやめろ!」とケーブルにいったりとコンプライアンスが厳しい昨今を流れを逆に利用したギャグはなかなかの発明だと思う。
いまいちだったところ
デッドプールの彼女が、物語の冒頭に死ぬという展開には若干テンションが下がった。
前作の苦労を経て、デッドプールがやっと手に入れた幸せが一瞬で崩れるのは萎える。
ただ、お話の都合上、致し方ないという気もする。
デッドプールは、正義感のようなものがないので、これくらいのトラブルがないと話が進まなかったのだろう。
その他雑感
「ブラック・ウィドウのようにお前はただの人だ」とドミノに言ったり、グリーンランタンの主役を殺しに行ったりと、アメリカの内輪ネタがあった。
※グリーンランタンの解説は下記を参照
そういう内輪ネタがあっても、世界中で受け入れられるのは、本当にハリウッド映画の強さだと思う。
日本映画だとそうはいかない。事実、日本人への内輪ネタ満載の「シン・ゴジラ」は海外では伝わらずセールスが伸びなかった。
ハリウッド映画、ほんとに羨ましい。
※過去に書いたシン・ゴジラの感想です。
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