本作は、ネットフリックスオリジナルドラマである。
ネットフリックスの財力が爆発するドラマであった。
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事実に基づく話であるにも関わらず、ぶっ飛びすぎていてにわかには信じられないストーリーが本作の魅力である。
コロンビアの麻薬王、パブロ・エスコバルとアメリカの麻薬捜査官との戦いを描いているのだが、スケールがでかすぎる。
エスコバルは、日本では考えられない所業をは次々と行っていく。
-麻薬売買が儲かりすぎて80年代から90年代の初頭に世界トップ10の大富豪になる
-金が余ったので、貧しい人に配る。それでもあまるので土に埋める
-財力にもの言わせて国会議員になる。
-麻薬の売買の証拠を消滅させるために、反政府ゲリラに金を渡して裁判所を占拠する
などなど。
一方の麻薬捜査官側も、アメリカの法律が届かないコロンビアで銃撃戦を繰り広げ、公然と逮捕を行い、別の麻薬組織と秘密交渉をするしで負けていない。
信じられない出来事が展開するストーリーの要所要所で、エスコバルのやらかしの様子に関するニュース映像がながれることで、このドラマが事実であることを再認識させる手法も秀逸である。「これはさすがに創作では?」という疑いが吹っ飛ぶ。
こういった壮大な物語の題材を持ってきたことも、本作の成功の理由の一つだが、その壮大な物語をネットフリックスの資金力により壮大なスケールのまま描いた大きな理由だろう。
エスコバルの財の象徴である邸宅だったり、豪遊する姿だったり、麻薬工場だったりを見事に再現している。アクションに関しても、エスコバルを追うために投入された軍隊並の装備を持つ特捜隊とエスコバルの私兵との銃撃戦は結構な迫力で見る価値がある。
ネットフリックス入っているならぜひ。
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