観てきた。TRRIGER成分100%で見応えあった。
※ネタバレありです。
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グレンラガン、キルラキル同様に努力と根性と友情で問題を解決するというストーリーとそれに説得力をもたせているハイ・クオリティーな作画が炸裂していて、この座組(今石監督、すしお、TRRIGER)に求められるものすべてがつまっていた。
根性で仲間どころか、世界を救うというぶっ飛んだストーリーを説明する要素として、バーニッシュエネルギーとバーニッシュの設定しているが無理がある。だが、そこに、ぶっ飛んだ絵、壁を走ったり、巨大化したり、変形したりといった物理法則をガンガンに無視する主人公の機体が、ぶっ飛んだストーリーをもっともらしくみせている。
この手法は、グレンラガンと同じだ。
だが、ストーリーの中身までグレンラガンと類似点が観られるのはちょっとどうかと思う。主人公が、全人類の救済を諦めて一部の人間を救うものと対立して、すべての人を救うというパターンはちょっとお腹いっぱいである。
短い映画で、主人公と対立していた敵がともに手を取り戦うという展開にするのは、難儀なのかもしれんが、もう少し工夫があってもいいのではないか?
とはいえ、それでも見応えはあった。
ロボットがイチイチ、ポーズを取りみえをきる姿は、古き良きスーパーロボットのかっこよさを現代のリッチなグラフィックで表現していて胸がアツくなる。
松山ケンイチはこのみえに対して見事な演技をあてていた。
早乙女太一や堺雅人といった他の俳優の演技もキャラにあっていた。
恐らく、今石監督は、非声優の俳優を使うのがうまいんだろうなー。
あと気になったのは、アクションのスピード感を追求しすぎて、状況の把握難しいことだ。スピード感があると迫力はますけども、何がおきているかがわかりづらい。
でも、全部ちゃんと把握できないくらいにつくっておくと、再来客も狙えていいのかも。
「君の名は」はそれを狙ったって言ってたし。
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