IT社員の公私混同2

ゲーム開発者が、映画、ドラマ、アニメと言った趣味について書くブログです。

【感想】愛の不時着 ※ネタバレあり

 

すばらしかった。

とにかく、リ・ジョンヒュクがかっこよすぎるし、各種ディテールが丁寧につくられていて、とても深みのある作品であった。

 

※ネタバレありです

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中隊長は、女性に優しいだけではなく、部下に対しても神対応だし、チャラチャラしてないし、品もあるし、友達してもすばらしいから、男も好きになる。

 

中隊長もかっこいいんだが、主人公のキャラ設定がうまい。 中隊長が、主人公のわがままを聞くことにより、彼のかっこよさが引出される展開が多様されている。 この際に主人公が、クソ女すぎると、みるのが嫌になる。

 

だが、彼女の生い立ち、 財閥の令嬢、 婚外子であること、 大企業の代表であること、 兄たちとの骨肉の権力争いを繰り広げてきた 等の事情をふまえると、わがままも仕方ないかと思える。ほんとに、嫌な女にならない絶妙なラインをせめている。実に見事だ。

 

エンタメ要素もこれでもかと盛り込んでいるのもすごい。あらゆる恋愛ドラマのお約束、三角関係、すれ違いなどはもちろん、国家の陰謀、財閥の家督争いなどを盛り込んでるのに、ストーリーの破綻してない。リ隊長と主人公の立場やバックグラウンドを丁寧に描写していることもあって、すぐに各種事象が理解できるからだと思う。

 

恋愛ドラマのお約束のシチュエーションをぶっこんでいて、男がみると、つらくなりそうだが、そうなっていないのがすごい。物語の舞台が、北朝鮮で、ヒロインが韓国人というシチュエーションがドラマに緊張感を与えていて、全然、だれない。

バレたら、ヒロインとリさんが、強制所送りになってしまうので、ハラハラするので、どんどん次がみたくなる。次週では、ばれないのだろうか、、、と気になってしまう。

加えて「韓国への帰還」という物語のゴールが設定されているため、物語が非常に理解しやすい。そしてそのゴール(別れる運命)があるからこそ、本筋の恋愛も盛り上がる。

 

一方、緊張はありつつも、コメディー要素も取り入れていれることで、緊張する場面とリラックスしてみられるシーンがあるので、疲れないのもよい。例えば、第1話には、「地雷を踏んだ上官と部下」、「酒を飲んでしまってたこをごまかす部下」みたいなコントのようなリラックスしてみられるシーンがあった。

 

セットや大道具もすごて、北朝鮮の人の生活のディテールも細かく描写されている。このため、北朝鮮に生きる人たちの人間ドラマも見ごたえがあるものになっている。

村に住む中佐がつかまり、奥さんが窮地にたたされて、それを近所のみんなが差し入れして助けるエピソードなんかは典型的だ。なにより、中隊長の部下たちと主人公の交流がいいよねー。癒されるし、泣ける。

 

恋愛だけではなく、そういった人間ドラマが素晴らしい。特に主人公が、成長していく姿を描いているのが物語に深みを持たせている。主人公はリ中隊長との親交を通じ、人と関わること、人を信じることを学んでいくことが、見ている側に大きな喜びを与える。

 

また、韓国人が北朝鮮に迷い込んだというシチューションは、ネットフリックスで配信する上で大きな強みを発揮している。どこの国のドラマでも、外国人には伝わらないネタや常識が採用されがちだが、本作は、主人公が「異世界」からきているため、舞台の説明が毎回丁寧にされる。それ故に、外国人の視聴者に非常にみやすい作品になっている。

 

このように北朝鮮を舞台にしているときは、よかったが、韓国を舞台にした時には、だいぶダレてしまった。後半は、主人公の生死だったりで、無理やり山場をつくっているようにみえる。2回も瀕死になるってどういうことだよ!!!

 

そして、何よりなんで、ダンが幸せにならないんだよ!!!!

意味がわけんねーよ! 主人公にはフラれるし、やっと好きになった男は死ぬし、いったいどういうことだよ!! クソ次男は生きているのに、、、。 あと、リ隊長、スイスにいるとき、ダンに対して塩対応すぎだろ......。せめてみてやれよ!!! いくらイケメンでもダンへの態度は許せねー!!!

 

ダンへの愛がほとばしってしまったが、とにかくよかった。後半のダレ具合を差し引いても名作だった。

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