【感想】映画 翔んで埼玉 ※ネタばれアリ
よかった。
全力でつくられた「茶番劇」だった。
※ネタばれアリです
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まず、セットがよかった。東京に入るためには、通行手形必要で、埼玉は文明がないというぶっ飛んだ設定なので、埼玉と東京のぶっ飛んだ格差を表現する必要がある。
主人公たちが通う東京の学校は、おもいっきり豪華で上記の様なギャップに説得力をもたせていた。
フザけた映画だが、そういうところにはちゃんとお金をかけるのは正しい判断だ。
顔面がキレイな彼らが、本気の演技でぶっ飛んだ発言(「埼玉県民にはそのへんの草でも食わせておけ」など)を言うことで、これらの発言のおもしろさが際立つ。
真面目な顔して、ぶっ飛んだことを言うギャップが、この映画のおもしろさなだが、整った顔の俳優が言うとそのギャップが際立つ。
エキストラを大量に動員していたことも、同じ様にギャップを生んでいた。自称茶番劇であるにも関わらず、埼玉と千葉の両軍が向き合うシーンでは、多くのエキストラやトラック、バイクが登場した。NHK大河ドラマの合戦シーンさながらであった。
ふざけたことを全力でやっており、制作陣の原作への愛が感じられる作品であった。
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