IT社員の公私混同2

ゲーム開発者が、映画、ドラマ、アニメと言った趣味について書くブログです。

【感想】映画 翔んで埼玉 ※ネタばれアリ

よかった。
 
全力でつくられた「茶番劇」だった。
※ネタばれアリです

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まず、セットがよかった。東京に入るためには、通行手形必要で、埼玉は文明がないというぶっ飛んだ設定なので、埼玉と東京のぶっ飛んだ格差を表現する必要がある。
主人公たちが通う東京の学校は、おもいっきり豪華で上記の様なギャップに説得力をもたせていた。
フザけた映画だが、そういうところにはちゃんとお金をかけるのは正しい判断だ。
 
また、二階堂ふみGACKT伊勢谷友介といった顔面がキレイな俳優をキャスティングしたのもよかった。
顔面がキレイな彼らが、本気の演技でぶっ飛んだ発言(「埼玉県民にはそのへんの草でも食わせておけ」など)を言うことで、これらの発言のおもしろさが際立つ。
 
真面目な顔して、ぶっ飛んだことを言うギャップが、この映画のおもしろさなだが、整った顔の俳優が言うとそのギャップが際立つ。
 
エキストラを大量に動員していたことも、同じ様にギャップを生んでいた。自称茶番劇であるにも関わらず、埼玉と千葉の両軍が向き合うシーンでは、多くのエキストラやトラック、バイクが登場した。NHK大河ドラマの合戦シーンさながらであった。
 
また、落ちが弱かったが、はなわの歌でダメ押しで埼玉をディスる構成もよかった。
ふざけたことを全力でやっており、制作陣の原作への愛が感じられる作品であった。

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