【感想】映画 銀魂2 ※ネタばれあり
映画 銀魂2 掟は破るためにこそある SILVER MEMORIES ビジュアルブック (愛蔵版コミックス)
- 作者: 集英社
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2018/08/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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よかった。
前作以上に、ファンのツボをとらえていた。
理想的なマンガの実写化であった。今作で個人的にツボにはまった点を書いていきたい。
※前作の感想
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ツボ①:万屋の看板を背景にした3人の語り
これこれ! 万屋の看板を映しながら、銀さんと神楽と新八が話すシーンは、アニメではもはや名物である。この低予算感がたまらない!!
その会話の内容も、「小栗旬はアカデミー賞とれない」、「菅田将暉はどうして主演男優賞なんだ」といった小栗旬と菅田将暉をいじる会話は最高である。
こういうネタは、2年後、3年後になると鮮度が落ちてしまうのだが、鮮度を恐れないギャグをぶちこんでくる点はとても銀魂らしい。
事実、空知先生は、インタヴューで、ネタの鮮度は気にせずに、その場その場でウケればいいというスタンスで書いていると語っている。
※空知先生のインタヴューがのっているのはこちら
ツボ②ぎりぎりのパロディー
トトロ、ブラックジャックなど、ぎりぎりのパロディーは最高である。
どうやって関係各位に謝っているのだろうか。ほんとうにすばらしい。
ツボ③:体を張る俳優たち
鼻に棒をツッコむ夏菜、下半身にモザイクを入れられる勝地涼は最高だった。
特に、勝地涼はイケメン路線とは完全に決別する決意を感じさせるものだった。
ツボ④:動乱編の大事なところはそのまま
今回の下地になっているエピソードでは、「真選組動乱篇」では、「新選組隊員同士の絆」や、「裏切者である伊藤を新選組の一員として見送ろうとする土方達の心意気」こそが見せ場だと思っている。これらを本作でもきちっと描いているのは、製作者の誠実さがうかがえる。
銀魂の魅力は、上記の様な不謹慎ギャグ、一過性を恐れないネタ、そして、この様な「人と人のと絆」だと私は思っている。本作は、マンガ原作の魅力を見事に再現した幸せな実写映画化だと思う。
ツボ⑤:前作から大幅に改善されたアクション
前回と違って、バレットタイムやスローモーションを多用することで、アクションの迫力がぐっと増した。
万斉と銀さんのバトルは特に迫力があった。万斉の三味線の弦の攻撃は、ちゃんと再現されていてよかった。
今回、導入されたカーアクションもなかなかよかった。車とボンネットにのる橋本環奈と小栗旬は、きれいに合成されていた。
まとめ
前作の良さをそのままに、様々な要素がアップデートされていた。
前作のヒットによる予算の増加が多かったからだろう。
今作のヒットに味を占めて、制作会社が次回作をつくることに期待したい。
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