シェイプオブウォーターを観た感想を書く。
※ネタバレありです。
スポンサードリンク
絵力が凄かった
時代背景の説明がないのに、それが伝わるのがホントに凄い。
車や街並みテレビ番組の様子を通じて、60年代であることがすぐにわかる。
時代背景だけではない。
主人公がどういった勤務体系なのか、どういった隣人がいるのかといったことも、自然に理解できた。
主人公が自分で話すことができないこともあり、説明セリフの様なものが使えないのため、映像で多くを説明する必要があるが、説明が不足していると感じることはなかった。
モンスター?の造形が素晴らしい
主人公が恋するモンスター?だが、ちゃんと気持ち悪いのに、愛着を持てるようなちょうどいい造形をしている。
それを表現しているハリウッドの特殊メイクはすばらしい
あと、スーツアクターもよかった。裏方もとてもよい。
どこまでも非人間との恋をリアルに描いている
この映画は、人間じゃない生物と本気で恋したらどうなるのかということをどこまでも描いている。そこがこの映画の特徴で、最も素晴らしいところだと思う。
デル・トロ監督は、「美女と野獣」で、野獣が人間の姿に戻るのをあまりよしとしていないというだけあって、野獣は最後まで野獣のままでいる。
単に姿の問題ではなく、野獣は、猫を食べたりするし、人間の言葉をわからないし、価値観もわからない。人間とは一線を画し続けている。
主人公はそういった存在とどこまでもよりそおうとする。
食事も一緒にするし、風呂も入るし、セックスまでする。そういった行為を通して、主人公がどれほど、モンスター?を愛しているかがわかる。
なんというか、純愛だなーと思う。
ちなみに、この映画ではあるシーンがカットされているという噂が広まっていたが、デマらしい。
〈スポンサードリンク〉