IT社員の公私混同2

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【感想】累 かさね ※ネタバレあり

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おもしろかった。

 
※ネタバレありです

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とにかく2人の女優の演技がよかった。

特にラスト、土屋太鳳演じる(顔を盗んだ後の)累が、舞台上で生首に語りかける姿は狂気にみちていて最高だった。彼女は、どうしても、「お利口さん」の役が多いので、いい意味で裏切られた。

 

芳根京子も、陰キャの累から陽キャのニナへと変貌する様子は素晴らしかった。特別な説明がなくとも、ちょっとした言動で、累から顔を交換したニナであることがすぐにわかった。

 

ただ、なんというか、累が醜い姿になった原因と思われる傷が、自業自得だったり、そもそもそこそこの医学の力があれば治せてしまうものであるというツッコミどころが非常に気になった。高須院長に頼めばすむ問題である。

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原作のことを調べると、どうも傷つく前から相当に醜い顔だったという設定らしいが、本作だとイマイチそこがわかりづらい。というのも、芳根京子は、どう考えても美人であり、傷さえなければ、醜い顔だと認識できないからである。

ただ、最初から本当に容姿が普通の人をブッキングすると、興行的に失敗してしまう可能性が高い。

この問題はどうにも解決が難しいので、そもそも、マンガ原作の実写化に向いていなかったのではないかと思わざるおえない。

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