IT社員の公私混同2

ゲーム開発者が、映画、ドラマ、アニメと言った趣味について書くブログです。

【感想】THE FIRST SLAM DUNK

だいぶ良かった。

スラダンに思い入れがなくても楽しめた。

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登場人物がリアルにバスケしてたことと、リアルなスポーツ番組でやる選手のバックグラウンドを紹介するようなVTRを、試合の最中に適切にいれているのが試合をめちゃくちゃに盛り上げていたのがよかった。

本作は、キャラクターが奥行きを持った動きをしていたのと、各カットでボールを持っているキャラだけでなく、ボールを持ってないキャラまで、リアルなバスケ選手の動きをしてたのがだいぶ驚いた。

2Dのセルアニメだと、キャラの動きにだいぶ制限あるし、そもそもリアルな選手の動きを再現するのにハードルが高くなるが、本作は3DCGのアドバンテージをフル活用してこれらをクリアしていた。

リアルなバスケしてるから、山王がめちゃくちゃ完璧なバスケしてると思えるし、結果を知っててもマジで翔北が負けるんじゃないかと思う。

また、一方で、キャラクターの挙動に反して、CGの質感もフォトリアルを追求しないので、あの頃見ていた宮城や桜木は確かにそこにいたが、あの頃と違ってちゃんとバスケしていた。

加えて、本物のバスケと違って、キャラクターの背景を説明する回想が入ってくることで、選手の動き一つ一つにドラマを感じられる。テレビや配信で観る試合の場合、そういう説明は試合前に入れるだけで、その説明が選手のプレーにリンクしないが、本作は要所要所で説明するため、プレー一つ一つのの意味合いや重みを理解できる様になっている。これはマンガやアニメではおなじみの手法ではあるが、リアルなバスケの挙動を描いていることで、この手法がよりいっそう効果を発揮していた。

他にもマンガでおなじみの名シーンも、ちゃんと再現していたり、10FEETの音楽が効果的に使われていたりと見どころ満載だった。