おもしろかった。丁寧に作られた良作だった。
※ネタバレありです
〈スポンサードリンク〉
限られた尺の中で、事件のあらましと謎、それぞれの役のパーソナリティを丁寧に説明していたので、展開が非常に自然でわかりやすかった。
主役の木村拓哉がハマるタイプの役だったのもよかった。
最終的に、なぜこのホテルで事件が起きるのかという最大の謎も明瞭に明らかになるのもミステリーとして良い。その際に、木村拓哉と長澤まさみの何気ない世間話が伏線として回収される展開もスッキリした。
また、事件の犯人がプロモーションに登場しなかった松たか子であったのにも驚いた。
ホテルのセットやCGも非常にクオリティーが高かった。従業員のサービスの質が高いホテルという設定に相応しかった。反面、ホテルのバックヤード?は、古びた感じがするセットで、ここもリアリティーがあった。
ただ、全体的に凡庸で尖った部分がなく、興行的には辛いという側面があるのは否めない。
〈スポンサードリンク〉