とてもよかったなー。
いつもの朝ドラのつもりでみてたけど、最近の朝ドラと違う特徴もちゃんとあった。
※ネタばれありです。
※ツイッターで書いたことをまとめています。
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ライフイベント、進学、結婚、葬式、仕事で大きな偉業を達成するみたいな非日常を大きくとりあげるパターンがこれまで多かったように思うが スカーレット は逆だった。
とにかく、日常を描くことに注力してた。 たけしが死んだときのことは描かずに、たけしがどう生きたか、どう病気と向きかあったかを丁寧に病弱していたことが象徴的だった。
たけしは、病床にありながらも、自分がどういきるかを考え、しっかりと地道に彼のやりたいことを実行していた。
人生を振り返ったとき、どうしても、特別なイベントに目がいく。「まんぷく」ならラーメンが完成した時、「なつぞら」ならアニメが完成しヒットした時、そういう大きな偉業とそれにまつわる出来事を描くことは、エンタメ性が高くて刺激的だ。
一方で、本作は、日常の些細なことを丁寧に描くことによってもドラマが生まれることを示してくれた。 小池あんりと過ごす日々は、その究極の形だった。特に大きな出来事も起きずに日常がただ穏やかに流れていく。何も起きないその日々がとても心地よかった。
朝ドラ100作目の後ということで、色々とプレッシャーもあったと思うが、見事な作品に仕上がっていた。製作スタッフに敬意を送りたい。
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