IT社員の公私混同2

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【感想】銀魂 FINAL ※ネタバレあり

映画「銀魂 THE FINAL」オリジナル・サウンドトラック(通常盤)

マジで最高。
特別だけどいつもの「銀魂」だった
映画を観終わったあと、馴染みの友人たちがいたクラスの同窓会にでた様な気持ちになれた。

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なんやかんやで、銀さんとその仲間たちの願いがちゃんと叶っており、最後にふさわしかった。特にシリーズを通して描かれていた高杉と銀さんの因縁に決着がついたことには涙せずにはいられない。「二度もお前に先生を切らせるわけにはいかない」という高杉のセリフは本当にグッときた。
高杉や銀さんだけでなく、シリーズでお馴染みのメンバーたちも、江戸を守りたいという願いを、大きな困難を乗りこえ成就させた。シリーズのファンにとって最高の終わり方だ。

 

彼らの願いの切実さと大きな困難を実感させる映像の迫力もすばらしかった。

テレビシリーズでも十分だったが、作中のメタ発言の通り、映画版の映像のクオリティは神がかっていた。特に、ロケーションをいかした空中での殺陣は見事だった、高低差をいかしてキャラクターの動きをスピーディーなのものにしていた。これもドラゴンボールを握って作画した成果なんですね。わかります!

 

そういう感動的なシーン、迫力あるシーンの合間合間に、これまた既存のシリーズでもあった、悪ふざけが本作でもも隙あらば披露されていたのもよかった。冒頭、DBパロディであらすじを語ったり、中盤、サダハルの中で銀時が再構成されたり、終盤いなくなったと思った銀時がゲロを吐いて床で寝転がっていたり、極めつけはテレビ版でオマケコーナーだった銀パチ先生に作者が登場したり等々。

それらの悪ふざけはストーリーを語るだけならまったく必要ない、それどころか邪魔でさえある。冒頭のダイジェストはズラの言うとおりまったく頭に入ってこなかった。
しかし、それがいつもの銀魂だ。銀魂に欠かせない要素をちゃんと最後までいれることは、ユーザのことを理解していると実感できてうれしくなるし、これぞ銀魂の終わりだという説得力をビシビシ感じさせる。
加えてこういう、終わり方だと湿っぽくなくなる。最後なのにまたやるんじゃないかとかなんとなーく思えてくる。

 

すばらしかった!
正に銀魂のファイナルだった!