※画像は以下より引用
やっと観終わった。素晴らしかった。
まず、犯人だと名乗り出る容疑者が、犯人ではない理由を明らかにするという、既存のミステリーではないタイプのコンセプトを採用しているのがよい。
しかも全編を通して、最後に解決されるべき問題が、なぜ犯人が名乗り出る特殊な状況になっているのも素晴らしい。コンセプトがブレないので、最後まで非常に話が入ってきやすい。
観てない人はこのページを閉じて、ぜひ見てほしい。以下は完全にネタバレ
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最後のオチ、主人公が犯人で記憶喪失だったというのは、ぶっとんではいる。が、それでもコンセプトの新規性やそこまできれいに前提が積み上げられているので、プラマイで大いにプラスだ。
一つ一つのエピソードもそれぞれオリジナリティーがあり、クオリティーが高い。日本のドラマもここまで話をちゃんとつくれるんだと再認識できた。
演技に関しても評価したい。経験が少ない若者たちだったが、一定のクオリティを保っていた様に思う。
基本的には出演者のパーソナリティを把握した制作陣がつくっているので、なかば当て書きしているのは大きかっただろう
(母体となる番組 #青春高校3年C組 をみていたので、甘目の評価かも…)
加えて、高校生を演じていたのが、10代~20代前半の子たちだったので違和感がなかったのも良かった。正直、もう高校生役とかきついだろという役者まで高校生にしがちなので、その点はアドバンテージだった。
コロナでなければ、母体となる 青春高校3年C組 が終わっておらず、同じ座組で第二弾がつくられていたことを思うと、しんどみが深い。
この様に公衆衛生のためとはいえ、大人の都合を優先してコロナ対策したという重い事実を忘れずにいようと思う。